千羽鶴をアップサイクルした「ONGAESHIプロジェクト」コラボモデル

千羽鶴をアップサイクルした「ONGAESHIプロジェクト」コラボモデル

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2022 Summer Collectionの新商品として「SPM-1005」をリリース。この「SPM-1005」のアッパーには世界中から平和への祈りを込めて広島、長崎などに寄贈された千羽鶴を再利用しています。この千羽鶴を再生素材として活用する取組「ONGAESHIプロジェクト」とスピングルのコラボレーションモデルについて、深堀していきます。

「ONGAESHIプロジェクト」とは

「ONGAESHIプロジェクト」は環境配慮型素材メーカーである株式会社カミーノが2011年に始めた取組です。平和への願いを込めた千羽鶴は広島だけで世界中から毎年約1,000万羽(重さ約10トン)寄贈されています。
その千羽鶴を、ただ保管するだけでなく、折り鶴を贈っていただいた恩に感謝しつつ、新たな製品に再生させ、平和教育活動に活かす取組が「ONGAESHIプロジェクト」です。

スピングルでも広島の企業としてこの取組に深く共感し、プロジェクトに参画して商品を作りたいと打診し、今回のコラボレーション企画が実現しました。

開発期間約1年!折り鶴再生糸を使用したキャンバス生地

そもそも折り鶴をどう再利用しているかというと、生地を折るための糸に再生しています。この糸は、折り鶴に使用されている紙以外のテグスやビーズといった異物を除去し、折り鶴再生糸として出来上がります。この折り鶴再生糸は非常に繊細なため、これをキャンバス生地にして製品化することは難航を極めました。
失敗を重ねましたが、スピングルと同じ広島県備後地区の生地メーカーの協力により約1年をかけ、緯糸(よこいと)に折り鶴再生紙、経糸(たていと)に綿を使用したオリジナルのキャンバス生地を完成させることができました。

平和への祈りを込め、折り鶴をモチーフにしたデザイン

SPM-1005は素材だけでなくデザインにも平和への祈りを込めています。ベロ上部のタグやインソールには、色とりどりの折り鶴をモチーフにしたカラフルなデザインを採用し、シューレースにもそのイメージを表現。それらのカラフルなデザインが際立つよう、その他の部分は生成(キナリ)色で控えめなトーンにしています。

サスティナブル!折り鶴再生糸以外にも再生素材を随所に使用

SPM-1005は折り鶴再生糸以外にも再生素材や天然素材を随所に使用し、サスティナブルな一足となっています。シューレースは天然素材である麻混の綿紐を採用し、ライニングは55%が使用済みペットボトルや繊維くずなどの再生素材から作られるCOOL MAXIM(クールマキシム)を使用。このCOOL MAXIMは防臭・抗菌・防カビ機能を持ち、吸汗性・拡散性にも優れた機能素材です。

また、アウトソールにもスピングルのソールブランド「RUBEAR CNF ソール」を採用。この「RUBEAR CNF ソール」には植物由来の繊維素材セルロースナノファイバーを配合しています。
※RUBEARについて詳細を見る

平和への祈りを込めた折り鶴再生モデル『SPM-1005』

平和への祈りを込め、かつ、サスティナブルな「SPM-1005 Kinari」。ぜひ手に取ってみていただければ幸いです。

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