GORE-TEX特集!<br>~GORE-TEXスニーカーはなぜ『すごい』のか?優れた防水透湿性能の理由~

GORE-TEX特集!
~GORE-TEXスニーカーはなぜ『すごい』のか?優れた防水透湿性能の理由~

月間人気ランキング -2022年11月- Reading GORE-TEX特集!
~GORE-TEXスニーカーはなぜ『すごい』のか?優れた防水透湿性能の理由~
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靴だけに限らず、本格的なアウトドアギアからタウンユース向けのファッションアイテムまで、様々な所で目にする機会の多い”GORE-TEX”のロゴマーク。アウトドアから日常までその圧倒的な機能性により心地良さをもたらすGORE-TEX スニーカーはなぜ『すごい』のか。今回はそのすごさの秘密に迫ります。

最高水準の「防水性」、「透湿性」、「防風性」

GORE-TEX スニーカーは最高水準の防水性、透湿性、防風性を兼ね備えます。優れた防水性により雨や雪により身体が濡れることを防ぎ、さらに風をガードして身体が冷えることも防ぐのに、湿気を放出することで汗や蒸れによる不快指数を下げてくれます。
「雨・風を防ぐのに、湿気は放出してくれる。」これだけでもすごくありませんか?その高機能性を実現してくれる核は『GORE-TEX メンブレン』と呼ばれる薄い膜状の素材です。

水滴の約20,000分の1の大きさの孔(あな)を無数に持つ素材

GORE-TEX メンブレンには小さな孔が無数にあり、その孔の大きさは水滴の約20,000分の1と、水滴からすると非常に小さな孔です。一方で、蒸気分子と比べるとその孔の大きさはおよそ700倍以上、蒸気からすると大きな孔になります。
このGORE-TEX メンブレンに生地を張り合わせたものをGORE-TEX ファブリクスと呼び、GORE-TEX ファブリクスが靴下状にシューズに内蔵されています。
その結果、外からの雨や雪はしっかりと防ぎつつ、中からの汗や蒸れによる湿気は無数の孔から効率よく放出することが可能になります。

※GORE-TEX ブーティー。縫い目からも水が入らないようにシーリングテープで覆っている。これをそれぞれの靴型に沿って作り、靴内部に入れることで防水透湿性能をもたらす。

すべての製品に厳格な品質管理テストを実施

すべてのGORE-TEX スニーカーは、GORE-TEX ファブリクスを内蔵するだけでなく、ゴア社の徹底した品質基準に基づいて製造されています。
GORE-TEX ファブリクス以外の細かなパーツについても基準が設けられており、さらに実際の着用を想定したいくつものテストが義務付けられています。
このように多種多様な関門をクリアしたものだけがGORE-TEX フットウェアとして製品化されるのです。


※ウェットフレックステスト

シューズの品質基準テスト

・ウォーキングシミュレーター
実物に近い足型に製品を履かせ、水を入れた容器の中で何万歩も歩かせます。水分が靴内に浸入すると、テストは終了し、センサーに水漏れ箇所が表示されます。

・セントリフューガルテスター
靴内に水を満たして高速回転させ、水が外に漏れないか確認します。水が外に漏れると、その靴は不合格となります。

・ウィッキングテスト
ゴア社の厳しい防水性能基準を満たすには、アッパー素材の吸水性が低いことも条件のひとつです。ゴア社は、レザー、ステッチ、靴紐など、すべての素材をテストし、防水性能が機能することを確認します。

・コンフォートテスト
靴の構造全体の透湿性を測定し、想定されるすべての活動において総合的に環境快適性をもたらすことを確認します。このテストにより、表地から裏地まですべての素材が、GORE-TEXメンブレンの高い透湿性と環境快適性を機能させるか確認します。


※セントリフューガルテスト

スピングルの工場はゴア社認定の工場

広島県府中市のスピングル自社工場はゴア社認定の工場として、GORE-TEX ファブリクスを用いたスニーカーを作っています。